最近はまったドラマ

これは面白い。カラマーゾフの兄弟。何が面白いか。黒澤文蔵役の吉田鋼太郎さんを見るのが面白い。傍若無人ぶり、世界が自分の為に回っているかのような演技、一発で虜になりました。このドラマを見るまでは吉田鋼太郎さんという俳優を知りませんでした。こんな強烈な個性を放つ役者さんがいたなんて。もっと早く知っとくべきだったと後悔さえします。そしてその演技を見ていると、スターウォーズでパルパティーンがメイス・ウィンドゥに追い詰められるシーンを思い出してしまうのです。この方の演技は他の出演者とちょっと違うな、もの凄いアピールを感じるっということで調べてみると、舞台を中心に活動なさっている役者さんだと分かりました。

それが一番感じたのが、第3話の最後、長男を罵倒するところ。大声をだして、大きなジェスチャー、そして愛情のかけらもない暴言、これは舞台じゃないかと思ってしまいます。黒澤文蔵役の吉田鋼太郎さん、ほんとピッタリな人選だと思います。

第3話の始めの方の長男に対してのシーン、第4話の最後、3男の懇願のシーンから父黒澤文蔵の高笑いまでの所も見どころだと思います。第5話以降の傍若無人ぶりが楽しみです。 それとこれがぜひ見たい。黒澤文蔵の腰が低いシーンだ。ドラマの設定では、町の有力者となっているので、国家レベルでは力も権力もないと推測できます。そこで、大臣や有力政治家と会うシーンをいれて、腰の低いっぷりを演じさせる。なおかつ、そこで2男、3男の紹介するシーンもいれ、権力者から息子たちが褒めらる。その褒められている姿を、その時ばかりは父黒澤文蔵は自慢の息子だと言わんばかりの態度で、腰低げに権力者に答える。ほんと見てみたいです。
今日の深夜、第一章をまとめた特別編が放送されます。